ありがとうございます
株式会社旅とえがおの代表、
豊田かか(とよだ かか)と申します。
ホームページをご覧いただき、
ありがとうございます。
もしかしたら、SNSで私の発信を見て
「どんな会社だろう?」と思った方や、
「子連れで海外に行ってみたいな」と
調べてくれたかもしれません。
どんなきっかけであれ、
出会えたご縁に心から感謝しています。
私がなぜ、「旅とえがお」を立ち上げるに至ったのか。
そこには、私自身の旅の経験と心の動きがあります。
少し長くなりますが、私の道のり。
そして、会社に込めた想いを
正直にお話しさせてください。
私を旅へ駆り立てたもの
私の旅は10代から始まりました。
初めて一人でバックパックを背負って
海外へ飛び出したときの、
あのドキドキは今でも覚えています。
毎日が発見で、刺激的。本当に楽しかった。
世界には色々な文化や考え方があるんだろうと、
目からウロコが落ちる毎日。
でも、旅を続けるほど、
心の中にモヤモヤが生まれてきたのです。
それは、「貧困で生きる子どもたちは、
明日食べる食事にも困っているのに、
自分がどれだけ恵まれた環境にいるのか
今まで気付かなかった」という葛藤。
今まで当たり前だと思っていたことが、
世界では当たり前ではない。
そんな世界の光と影を目の当たりにして、
スッキリしない気持ちが心の中に残りました。
「どうにかしたい!
でも、私ひとりに何ができるの…」
しまいには、無力感さえも感じていたのが事実です。
帰国後は、旅行会社やホテルで勤務しました。
旅の楽しさを伝えるお仕事は楽しかったですが、
心の奥には旅で感じたモヤモヤがくすぶったまま。
結婚して、娘を授かり、
私の生活は大きく変わりました。
子育ては想像以上に大変で、
自分の時間なんて皆無。
それでも、旅をやめられません。
私にとって、旅は自分を取り戻す時間だからです。
娘の生後わずか31日、私は母子旅に出ました。
周りは「大丈夫なの⁉」と驚きますが、
心の中で行きたい気持ちが抑えきれれません。
子連れ旅をして気付いたのは、
情報が圧倒的に少ないという事実。
幼い子どもを連れて海外に行くには、
どんな準備が必要なのか、
現地で困ったときはどうすればいいのか?
リアルな情報が、あまりにも少なかったんです。
「これでは、子育て中のパパやママが
旅を諦めてしまうのも無理ないな…」
そこで、私は少しずつ
旅の情報をブログで発信していきました。
ブログとSNSでも発信するようになり、
多くの方が私の活動を見てくださるようになりました。
「母子旅のインフルエンサー」となり、
企業からお声がけをいただくことも増えました。
メディアに取り上げていただいたり、
講演のご依頼をいただいたり、
外から見れば、「うらやましい」と
思われる立場だったかもしれません。
でも正直に言うと、
心は満たされていたわけではありません。
むしろ、活動を続ければ続けるほど、
心の中に「大きな穴」が広がっていく感覚でした。
誰かの役に立ちたいと思って始めたはずなのに、
「インフルエンサー」というイメージが先行し、
自分の心の声を聞けなくなっていたのかもしれません。
大切なものを見失っているような、
不安な気持ちを抱えていました。
心の穴を抱えたまま生活していたある日。
ふと脳裏に、カンボジアの子どもたちの顔が
パッと浮かびあがりました。
かつて旅で出会った、貧しいけれど
瞳をキラキラさせていた子どもたちの笑顔です。
その瞬間、「ハッ」としました。
「そうだ、学校を作ろう!」
私が本当にやりたかったのは、
SNSでフォロワーを獲得することでも、
有名になることでもなかった。
恵まれない環境にいる子どもたちのために、
未来に残るものを作りたい。
彼らの「えがお」が見たい!
そう思ったとき、
私の心に空いていた穴が埋まっていくのを感じました。
今までモヤモヤしていたものが、
一本の線になって繋がったような気がしたのです。
「私が旅をしてきた理由は、
目標に到達するための道のりだったんだ!」と気付いたのです。
学校建設という目標ができてから、
私は目的を持って動き始めました。
そのほかにも、
セブ島で200人の子どもに食事を支援したり、
バンコクでオフ会を開いて交流したり。
これらの活動を通じて、
私は改めて「旅」の持つ力を実感しました。
そして何より、旅先で出会う人々の温かさや
子どもたちの屈託のない笑顔は、
私たちの心を揺さぶり、
時には人生を変える大きな気づきを与えてくれます。
これらの経験が、「株式会社旅とえがお」の
立ち上げへと繋がりました。
「子連れ旅行のハードルを下げたい」
「旅を通じて社会貢献がしたい」という想いを
会社として活動していくことを決意したのです。
私たちは、「旅」という方法で、
お客様の人生に「えがお」を届けたいと願っています。
とくに、子育て中のパパ・ママには、
「子どもと一緒でも旅ができるんだ!」と
実感してほしい。
旅をすることで、
自分自身を取り戻してください。
子どもにとって、
旅は最高の学びの場です。
インターネットでは伝わってこない海外の空気感。
言葉は通じなくても心で通じ合える瞬間。
世界中に友達ができるよろこび。
これらの経験こそ、
AIに負けない自分を育てる力となるはずだから。
もしあなたが、
「旅に行ってみたいな」という気持ちがあるのなら、
ぜひその気持ちを大切にしてほしいと思います。
とくに、子育て中だからと諦めているパパやママ。
大丈夫です。
私たちが、あなたの「旅をしたい」
気持ちを全力でサポートします。
旅は、あなたの人生とお子さんの未来に、
ポジティブな変化と「えがお」をもたらしてくれます。
凝り固まった考え方がほぐれ、
自分自身の新たな一面を発見した瞬間は、
きっと一生の宝物になるでしょう。
これからも、「旅とえがお」では、
旅を通じた様々な活動に取り組んで参ります。
世界中の人々との繋がりを大切に、
一歩一歩進んでいきます。
長い文章を最後まで読んでくださり、
本当にありがとうございました。
あなたの人生に、
そして世界のどこかにいる誰かの心に、
たくさんの「えがお」が溢れますように。
あなたと、旅を通じて
お会いできる日を楽しみにしています。
豊田かか
母娘の旅は、先の予定がほとんど決まっていない。その日の宿を当日に決めることもしょっちゅうある。
「旅の中で、『この街にもっといたい』と強く感じることがあります。それでも…